ECHONETLiteのプロトコルは家電をIPネットワークでコントロールする共通規格でHEMSの通信規格の一つです。いわゆるスマートハウス用の通信プロトコルです。
その昔ECHONETという規格があり(今もありますが・・)その規格をゆるくしたものだそうです。
通信は双方向通信で基本的にUDP/IPを使用します。
ユニキャスト通信も可能ですが状態変化通知等はマルチキャスト通信を使用します。
UDPのポート番号は3610を使用し。送信先ポートは必ず3610ポートへ送信する必要があります。送信元ポート番号に制限はありません。
もちろん待ち受けポート番号は3610となります。
EtherNetパケットでは以下のようになります。UDPデータ部にECHONETLiteのプロトコルがそのまま入ります。
EtherNetヘッダ | IPヘッダ | UDPヘッダ | ECHONETLite通信データ |
「ECHONETLite通信データ」を細かくしてみました。
EHD1 | EHD2 | TID | SEOJ | DEOJ | ESV | OPC | EPC | PDC | EDT |
詳細
EHD1 | ECHONETLiteヘッダ | 1Byte | 0x10固定 |
EHD2 | ECHONETLiteヘッダ | 1Byte | 0x81固定 |
TID | トランザクションID | 2Byte | 0~65535 |
SEOJ | 送信元オブジェクト | 3Byte | 例)スイッチ=05FD01等 |
DEOJ | 送信先オブジェクト | 3Byte | 例)一般照明=0x029001等 |
ESV | サービスコード | 1Byte | 例)書き込み=0x60等 |
OPC | プロパティ数 | 1Byte | EPC~EDTが1個であれば「1」 |
EPC | プロパティ番号 | 1Byte | 例)動作状態=0x80等 |
PDC | EDTのバイト数 | 1Byte | EPCによりEDTのByteが異なる |
EDT | プロパティ値 | 数Byte | 書き込み値または読み出し値 |
例)スイッチから一般照明機器に「ON」指示する
0x10 | 0x81 | 0x0000 | 0x05FD01 | 0x029001 | 0x60 | 0x01 | 0x80 | 0x01 | 0x30 |
となります。
ECHONETLiteの規格書は以下からダウンロード可能です。
ECHONET Lite規格書 Ver1.01(日本語版)のダウンロード
とても簡単です。
皆様も是非挑戦してみてください。
コメントを投稿するにはログインが必要です。